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ヴォクシー・ノア新旧比較(燃費⇒新16.0km/L・旧13.6km/L)

      2018/08/10

ヴォクシー&ノアの新旧比較

旧型ヴォクシー・ノアは、2007年6月に日本で発売が開始され2代目になります。2014年1月に販売が終了されるまで6年半に渡り高い人気を誇ったMクラスミニバンです。

ボディーは初代とほぼ変わらず5ナンバーサイズがメインですが、全幅が1,720mmとややワイドな3ナンバーサイズも用意されています。

エンジンは新開発されたバルブマチックシステムを採用しており、最も燃費の良いグレードがJC08モード13.6km/Lと低燃費を実現しています。

全車が平成22年度燃費基準+20%を達成するなど環境にも優しい仕様となっており、休日のお出かけから普段の足まで幅広い場面で活躍してくれるミニバンです。

旧型ヴォクシー・ノアの基本スペック

旧型ヴォクシー白の全体画像(旧型ヴォクシー)

  • 燃費(JC08モード)・・・12.4~13.6km/L
  • サイズ・・・全長4,595mm×全幅1,695mm×全高1,850mm
  • 最高出力・・・158ps
  • 駆動方式・・・FF/4WD
  • 排気量・・・1986cc
  • 乗車人数・・・7/8名

ヴォクシー・ノアの新旧比較

①新型のHVが圧倒的低燃費23.8km/L

燃費 ガソリン車 HV車
旧型ヴォクシー・ノア 13.6km/L なし
新型ヴォクシー・ノア 16.0km/L 23.8km/L

高出力と低燃費を実現したバルブマチック付きエンジンを全車に装備した旧型ヴォクシー・ノアは、JC08モード燃費13.6km/Lとミニバンでは十分な数値を記録しています。

新型はエンジンの燃焼効率を高めることでさらに燃費が良くなり、16.0km/Lと18%の燃費向上に成功しています。

また新型にはHVモデルも用意されており、23.8km/Lと圧倒的な数値を誇ります。

ただHV車は当然価格も高く、ガソリン代の差だけで元を取るのは難しいので、コストパフォーマンスとしては標準車の方が良いかも知れません。

②旧型は値ごろ感あり

エントリーグレードが車両本体価格209万円~の旧型ヴォクシー・ノアは、新型が標準車が225万円~・HV車が299万円~の設定となっており、標準車でも16万円程度安い設定です。

もちろん装備・性能などが異なるため一概に比較は出来ませんが、旧型の方が割安な設定となっています。

新型は外観が格好良く人気が高いため中古車価格でも140万円~200万円オーバーといった感じですが、旧型は80万円~150万円程度の価格帯の車が多く、狙いどころかもしれません。

③ヒップポイントは旧型が30mm高い

ヒップポイントが750mmと高くミニバンらしい見下ろすような視界を確保した旧型ヴォクシ・ノアーは、前方の視界も良好で女性でも運転がしやすいミニバンになります。

新型モデルでは、低床プラットフォームを採用した事によりヒップポイントが30mm下がって720mmとなっています。

男性だと特に気にならないレベルですが、この差は女性だと結構大きかったりするので、一度新旧モデルの乗り比べをしてみると良いかもしれません。

④旧型の方がコンパクト

ボディサイズ 全(長×幅×高)
旧型ヴォクシー・ノア 4,595×1,695×1,850mm
新型ヴォクシー・ノア 4,695×1,695×1,825mm

全(長4,595mm×幅1,695mm×高1,850mm)の旧型ヴォクシー・ノアは、ライバル車のセレナ・ステップワゴンよりやや短めのパッケージングでしたが、新型では全(長4,695mm×幅1,695mm×高1,825mm)と全長が+100mmと一気に伸びています。

とは言え5ナンバーサイズに収まっているのでそこまで気にするほどではありませんが、狭い路地などを走行する際には注意した方が良いかもしれません。

⑤室内の広さはMクラストップレベル

室内の広さ 室内(長×幅×高)
旧型ヴォクシー・ノア 2,970×1,485×1,340mm
新型ヴォクシー・ノア 2,930×1,540×1,400mm

室内(長2,970mm×幅1,485mm×高1,340mm)の旧型ヴォクシー・ノアは、3列目シートまで十分なスペースは確保しているので、どの席に座っても長距離ドライブが苦になりません。

新型モデルでは室内(長2,930mm×幅1,540mm×高1,400mm)と横幅と高さがやや大きくなっており、小さなお子様なら立ったままでも着替えられるなど使い勝手は向上しています。

どちらもMクラスミニバンではトップクラスの居住性を確保しており、現行型のライバル車と比べても遜色ないレベルです。

⑥どちらも収納は多め

旧型ヴォクシー・ノアは、運転席周りには運転席アッパーボックス・ロアボックスなど眼鏡や財布などちょっとした小物を入れるスペースは充実しています。

助手側にはグローブボックス・アッパーボックス・トレイなどがあり、車検証や説明書などを入れるのに最適です。真ん中にはセンタートレイ・センターロアボックスなども備わっており、CDなんかを入れるのは良いかもしれません。

新型にも同等以上の収納が備わっており、使い勝手の面ではMクラスミニバンでもトップクラスの出来となっています。

⑦積載量重視なら8人乗りが◎

3列目使用時で奥行き440mm×幅900mmの旧型ヴォクシー・ノアは、3列格納時は奥行きが1,180mmまで拡大し、5名乗車でもたっぷりと荷物が載せられます。

新型は3列目シートの薄型化に成功した事で、リヤクォーターガラスの凹み部分にきれいに収まるようになり、荷室幅が旧型モデル+200mmの1,100mmまで拡大しています。

またどちらも7人乗りより8人乗りの方が奥行きが広く作られているので、大きな荷物を沢山載せたい方は8人乗りを選ぶ事をおススメします。

⑧旧型は安全面は物足りない

旧型ヴォクシー・ノアは、自動ブレーキを伴う衝突回避の支援機能の設定が用意されていませんでしたが、新型は先進の予防安全装備であるトヨタセーフティーセンスCがベースグレード以外には標準装備されています。

これによりJNCAP予防安全性能評価において、満点で最高ランクのASV+を獲得しており、安全性能にも定評があります。

安全面ではライバル車よりかなり遅れをとっていましたが、新型ヴォクシー・ノアは家族を乗せるミニバンに相応しい仕上がりとなっています。

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